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年会費24万円のJAL Luxury Card、税金は0.1%・請求書カード払いは0%でした

年会費24万円のJAL Luxury Card、税金は0.1%・請求書カード払いは0%でした 法人カードと経費

羊社長です。私がいま持っているカードの年会費は、合計188,100円です。

そこでふと思いました。同じくらいの年会費を、1枚の高いカードに集中させたらどうなるのか。

世の中には年会費20万円前後のカードがあります。気になったのは3枚です。

  • アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード(メタル製・165,000円)
  • ラグジュアリーカード Mastercard Gold Card(金属製・220,000円)
  • JAL Luxury Card(2025年8月に誕生・242,000円)

私の目的ははっきりしています。JALマイルとLife Statusポイントです。 その1点で比べました。

▶︎ 動画でも話しています:法人カードの選び方。1枚ずつ数えたら

年会費18万8,100円の中身を1枚ずつ出しています。

結論の表(年3,000万円を通した場合)

カード 年会費 JALマイル還元率 年3,000万円で Life Statusポイント
JALカード CLUB-Aゴールド
いま私が使っているカード+SMP
19,800円 1.00% 300,000マイル 750
JALカード プラチナ Pro
2025年4月発行開始
77,000円 1.00% 300,000マイル 750
JAL Luxury Card 242,000円 1.25% 375,000マイル 975
JAL Luxury Card Limited
完全招待制
599,500円 1.50% 450,000マイル 1,125
+毎年50,000 FOP
ラグジュアリーカード Gold 220,000円 0.90% 270,000マイル 0
アメックス・プラチナ 165,000円 0.40% 120,000マイル 0

驚きました。高い2枚が、いまの19,800円のカードに負けています。

① アメックス・プラチナ ── JALマイルだと最下位でした

年会費165,000円。メタル製で、特典の厚さでは文句のつけようがないカードです。

ポイントは100円で1ポイント。ここだけ見れば立派です。

問題は、JALマイルへの移行レートでした。

メンバーシップ・リワード・プラス登録時
  2,500ポイント → 1,000マイル(JAL)

つまり 100円 = 1ポイント なので
  250,000円 = 2,500ポイント = 1,000マイル
  → 250円で1マイル = 0.4%

いまのJALカード(100円1マイル)の4割以下です。

ANAマイルなら話が変わります。「メンバーシップ・リワード ANAコース」(年間参加費5,500円)に入れば1,000ポイント=1,000マイル。こちらは1.0%です。ただし年間の移行上限があります。

誤解しやすいところ

「100円1ポイント」と「100円1マイル」はまったく違います。

アメックスのポイントは、JALマイルに換えると0.4マイルにしかなりません。「還元率1%」と書かれていても、それはポイントの話です。自分が使う航空会社の移行レートまで見てください。

私はいまマリオットボンヴォイ アメックスを持っていますが、あれはマリオットのポイントが直接貯まるカードなので、話がまったく別です。

② ラグジュアリーカード Gold ── 数字のカラクリがあります

年会費220,000円。ステンレスとカーボンでできた、本物の金属カードです。

公式には「ポイント還元率1.5%」と書かれています。ところが、マイルにすると数字が落ちます。

何に換えるか 還元率
キャッシュバック(1pt=1円) 1.5%
JAL・ANA・ユナイテッドのマイル 0.9%

※ 公式のシミュレーション(月50万円利用=年600万円)で、年間54,000マイル。600万円÷54,000マイル=111円で1マイル=0.9%。同じ条件のキャッシュバックは年90,000円=1.5%。

マイル交換に上限がないのは良いところです。公式に「マイル交換数に上限はございません」と明記されています。上限で止まるカードがあることを考えると、これは価値があります。

それでも、0.9%では1.0%のJALカードに勝てません。年会費が11倍あってもです。

③ JAL Luxury Card ── これだけは、勝ちます

2025年8月に誕生した、JALとラグジュアリーカードの提携カードです。これは本物でした。

JAL Luxury Card
242,000円
Limited
599,500円・完全招待制
ショッピングマイル 1.25% 1.50%
FLY ON ステイタス JMBクリスタル
通常30,000 FLY ON ポイント相当
毎年50,000 FLY ON ポイント
=JMBサファイアのサービス
Life Statusポイント 2,500マイルごとに5ポイント
+年間利用1,000万円ごとに75ポイント
入会・更新ボーナス 入会5,000マイル/更新2,000マイル なし
サクララウンジ 年5回分の電子クーポン

効いているのは「1,000万円ごとに75ポイント」です

これは他のJALカードにない仕組みです。マイルとは別に、決済額そのものでLife Statusポイントが積まれます。

年3,000万円の場合

【JALカード CLUB-Aゴールド】
  300,000マイル ÷ 2,000 × 5 = 750 LSP

【JAL Luxury Card】
  375,000マイル ÷ 2,500 × 5 = 750 LSP
  3,000万円 ÷ 1,000万円 × 75 = 225 LSP(追加)
                        合計    975 LSP

※ マイル1単位あたりのLSPは、JALカード(2,000マイルで5)よりJAL Luxury Card(2,500マイルで5)の方が不利です。それでも還元率が高いぶんで並び、追加の75ポイントで差がつきます。

Five Star(Life Statusポイント6,000)までの距離で見ます。私はいま721です。

年間LSP あと5,279ポイント
JALカード CLUB-Aゴールド 750 約7.0年
JAL Luxury Card 975 約5.4年

1年半以上、短くなります。

年会費の差は、マイルの増分でほぼ消えます

年会費の増加(19,800円 → 242,000円) −222,200円
マイルの増加(75,000マイル・1マイル3円) +225,000円
差引 +2,800円
そのうえで付いてくるもの LSP +225/年
JMBクリスタル
サクララウンジ年5回
更新2,000マイル
プライオリティ・パス

マイルの増分だけで年会費の差が消えて、残りが丸ごと得になります。

Limitedは、JGCへの近道かもしれません

完全招待制の「Limited」(599,500円)には、驚く特典があります。

公式の記載

毎年50,000 FLY ON ポイントをプレゼント。「JMBサファイア」のサービスがご利用いただけるようになります。

さらに——この50,000 FLY ON ポイントは、すでにお持ちの搭乗実績に加算されます。すでに50,000をお持ちなら、合計100,000で「JMBダイヤモンド」に到達します。

JMBサファイアはJALグローバルクラブの入会資格です。つまりLife Statusポイントを1,500まで積まなくても、JGCに入れる可能性があります。

いわゆる「JGC修行」は、搭乗で50,000 FLY ON ポイントを積む必要があり、費用は数十万円と言われます。年会費599,500円で毎年それが付いてくると考えると、比べる価値はあります。

※ ただし完全招待制で、JAL Luxury Cardを一定水準使った方にのみ招待が来ます。自分から申し込むことはできません。また、JGCの入会資格や維持条件は公式でご確認ください。

🔴 ここからが本題です。罠がありました

ここまでは「通常のお買い物」の数字です。私の決済は、通常の買い物ではありません。

公式ページの「対象外のお取引」を開きました。そこに全部書いてありました。

JAL Luxury Card 公式の記載(原文)

特定取引(還元率 0.10%):PASMO、Suica、SBI証券、税金

※Mastercard加盟店より「税金」として送られてくる売上データがマイル還元率が0.1%となります。自動車税、固定資産税、法人税、ふるさと納税などを含むすべての税金、特許申請料、国民年金保険料、国民健康保険料、都道府県・市区町村に納める公金

対象外取引(還元率 0.00%):楽天Edy、nanaco、BANKIT、請求書カード払いサービス

※Mastercard加盟店より「請求書カード払い」として送られてくる売上データがマイル対象外取引となります。<アプラスが株式会社インフキュリオンの取次パートナーとして紹介しております「アプラス請求書カード払い Powered by Winvoice」は通常取引としてマイル積算されます。>

読み直してください。

  • 税金は 1.25% → 0.10%。12分の1です。Limitedなら1.50%→0.10%で15分の1
  • 請求書カード払いは 0.00%。減るのではなく、ゼロです

私は請求書カード払いに年1,800万円以上を通しています。それが全部ゼロになります。

カード別・税金の扱い一覧

ついでに、手元のカードも全部調べました。この表が、今日いちばん役に立つと思います。

カード 通常 税金 請求書カード払い
JALカード(SMP加入) 100円1マイル 100円1マイル
(下がりません)
100円1マイル
MileagePlusセゾン プラチナ 1,000円15マイル 1,000円5マイル
3分の1
1,000円15マイル
マリオットボンヴォイ アメックス プレミアム 100円3ポイント 200円1ポイント
6分の1
100円3ポイント
アメックス・プラチナ 100円1ポイント 200円1ポイント
半分
—
JAL Luxury Card 1.25% 0.10%
12分の1
0.00%
JAL Luxury Card Limited 1.50% 0.10%
15分の1
0.00%
ラグジュアリーカード Gold 0.9%(マイル) 公式に明示なし
※公共料金は1.5%と記載
公式に明示なし

JALカードだけが、税金で下がりません。私が税金をJALカードで払っているのは、これが理由です。

※ ラグジュアリーカード Gold の税金の扱いは、公式サイトで明示を見つけられませんでした。公共料金については「還元率1.5%」と比較表に記載があります。同じアプラス発行のJAL Luxury Cardが税金0.1%と明記していることを考えると、申し込む前に必ずご自分で確認してください。

では、私が替えたらどうなるのか

もう一度、自分の使い方で計算し直します。

ケースA:INVOYのまま、カードだけ替える

請求書カード払い 年1,800万円 → マイル 0
税金                          → 0.10%
残りの通常決済だけ 1.25%

壊滅です。いまのJALカード(19,800円)の方が、何倍もマシです。

ケースB:請求書カード払いをWinvoiceに全部移す

「アプラス請求書カード払い Powered by Winvoice」だけは、通常のマイルが付きます。条件を公式で確認しました。

アプラス請求書カード払い Powered by Winvoice
支払手数料 2.9%(非課税)
最低手数料 請求あたり600円
振込 最短即日(即日振込率97%以上)
ポイント いつものポイントがたまる
注意 社会保険料・労働保険料は個人事業主は利用不可

私がいま使っているINVOYは交渉して2.5%です。0.4%高くなる——と思ったのですが、それだけではありませんでした。

見落としやすいところ:非課税

Winvoiceの手数料は「非課税」と明記されています。

INVOYの手数料は課税です。私の会計でも課対仕入10%で処理していて、消費税の仕入控除が取れています。Winvoiceは非課税なので、その控除が取れません。

手数料の実質負担を計算するとき、ここを見落とすと数字がずれます。

年1,800万円を通した場合で、実質の負担まで出します。

INVOY 2.5%(課税) Winvoice 2.9%(非課税)
手数料 450,000円 522,000円
消費税の仕入控除 −40,909円 0円
法人税の軽減(実効30%) −122,727円 −156,600円
実質の負担 286,364円 365,400円
年1,800万円の請求書カード払い いま(JALカード+INVOY) JAL Luxury Card+Winvoice
貯まるマイル 180,000マイル 225,000マイル
マイルの増分(1マイル3円) — +135,000円
実質負担の増分 — −79,036円
差引 — +55,964円

まだ勝ちます。ただし薄くなりました。

1マイル1円で使うなら、完全に負けます。45,000マイルは45,000円にしかならず、負担は79,036円増えるからです。マイルの使い道が決まっていない人は、この話に乗ってはいけません。

そして取引先への支払いを、全部Winvoiceに移す必要があります。INVOYで通らない支払いがあることを考えると、これは簡単ではありません。

※ 同じWinvoiceでも、ラグジュアリーカード本体だとポイント還元率はカードのグレード別で、公式には Black Diamond 2.0% / Gold 1.5% / Black 1.25% / Titanium 1.0% と表示されています。

そして、税金は別カードで払うことになります

税金は0.1%なので、JALカードを残して、そちらで払い続けるしかありません。

つまり「JAL Luxury Card 1枚にまとめる」ことはできません。年会費242,000円に、JALカードの19,800円が乗ります。

もうひとつ、私に刺さったところ

JAL Luxury Cardには法人決済用カードがあり、公式にこう書かれています。

・事前入金により最大9,990万円までの決済対応
・請求書カード払い Powered by Winvoice もご利用いただけます
・弥生会計やMoney Forwardなどのクラウド会計との連携も可能
・年会費を含む経費として計上することも可能です

私がいちばん困っているのは利用枠です。月100万円を超えたあたりから1枚では回らなくなり、2枚目・3枚目の年会費を払っています。

9,990万円まで通せて、請求書カード払いも中に入っているなら、その悩みは消えます。

そして法人名義なら、年会費を会社の経費にしてよいのかという論点も起きません。会社のカードで、会社が払うだけです。

それで、替えるのか

いまは替えません。理由がはっきりしました。

  • 請求書カード払いを全部Winvoiceに移せるか、分かりません。移せなければゼロです。ここが決まらない限り動けません
  • 手数料が2.5%から2.9%に上がり、しかもWinvoiceは非課税です。消費税の控除が取れないので、実質の負担は年79,036円増えます。マイルの増分で取り返せる計算ですが、マイルを3円で使えなければ逆転します
  • 税金のぶんは、結局JALカードを残すことになります。1枚にまとまりません
  • 年会費242,000円は先に出ていくお金です。マイルは後から返ってきます。資金繰りのためにカードを使っている身としては、順番が逆です
  • いまのJALカードで、JGC(Three Star)には1年で届きます。急ぐ理由が薄い
  • 審査があります。通る保証はありません
今日いちばん学んだこと

「還元率1.25%」という数字だけでは、何も分かりません。

私の決済の中身で見れば、その1.25%が適用されるのは一部だけで、大半は0%でした。マリオットアメックスで公称3%が実際は2.36%だったときと、同じ構造です。

カードを選ぶときは、公称の還元率ではなく「自分の決済の中身」で計算してください。公式ページの「対象外のお取引」を開くところから始めてください。

※【広告】自分の決済の中身で計算するには、明細が科目ごとに割れている状態が前提です。freee会計

まとめ

  • アメックス・プラチナ(165,000円)はJALマイル0.4%。100円1ポイントでも、移行が2,500ポイント=1,000マイルだからです
  • ラグジュアリーカード Gold(220,000円)はマイル0.9%。「還元率1.5%」はキャッシュバックの数字です
  • この2枚は、年会費19,800円のJALカード(1.0%)に負けます
  • JAL Luxury Card(242,000円)は通常1.25%で、年間利用1,000万円ごとにLife Statusポイント75が追加。通常のお買い物なら勝ちます
  • 🔴 ただし税金は0.10%(12分の1)。自動車税・固定資産税・法人税・ふるさと納税・国民年金・国保、すべてです
  • 🔴 請求書カード払いは0.00%。減るのではなくゼロ。「アプラス請求書カード払い Powered by Winvoice」だけが例外(支払手数料2.9%・非課税/最低600円)
  • ⚠️ Winvoiceの手数料は非課税なので、消費税の仕入控除が取れません。課税のINVOY(2.5%)と比べると、実質の負担差は0.4%ぶんでは済みません
  • JALカードだけが、税金で下がりません(100円1マイルのまま)
  • 私が替えるなら、請求書カード払いを全部Winvoiceに移し、税金はJALカードで払い続けるという形になります。1枚にはまとまりません
  • 公称の還元率ではなく、自分の決済の中身で計算してください。公式の「対象外のお取引」を開くのが第一歩です

羊社長は、年会費24万円のカードを半分本気で検討して、「対象外のお取引」の1行で止まりました。調べてよかったと思っています。

この記事の年会費・還元率・特典は、2026年9月時点で各カードの公式サイトに記載されている内容をもとにしています。還元率はカードのポイントを各航空会社のマイルに移行した場合の実質値として計算したもので、対象外の取引や移行手数料、別途必要な年間参加費によって実際の値は変わります。JAL Luxury Cardの数値は公式サイトの記載に基づきますが、私はまだ保有していません。条件は改定されることがあるので、最新の情報は必ず各社の公式サイトでご確認ください。

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