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マリオットアメックスの還元率は3%ではない。4か月の実測は2.36%

マリオットボンヴォイ アメックスの実効還元率が4か月で下がり続けるグラフ マリオットとホテル

羊社長です。年間1,000万円以上の経費を、自分名義のカードで立て替えています。そのうち月100万円ほどがマリオットボンヴォイ アメリカン・エキスプレス プレミアム・カードです。

このカードは100円で3ポイントと言われています。私もそう思って使ってきました。

今日、はじめてマリオット側に実際に入ってきたポイントと、アメックスの利用明細を、月ごとに突き合わせました。

結果

締め日 実際の利用額 3%なら 実際に入った 実効還元率
2026/05/20 1,122,561円 33,676 35,478 3.16%
2026/06/20 931,954円 27,958 25,973 2.79%
2026/07/20 1,056,683円 31,700 27,369 2.59%
2026/08/20 1,157,967円 34,739 27,278 2.36%

※ マリオットのマイアカウント「アクティビティー」に載る AMEX JP PREMIUM BASE SPEND の実数と、アメックスの明細CSVの突合。利用額からは「前回分口座振替金額」(=前月の引き落とし)を除いています。ポイントは締め日の翌月15日に入ります。

先に言っておきます。壊滅はしていません。 2.36%でも、普通のカードよりずっと良い数字です。

ただ、4か月連続で落ちています。 8月締めだけで、3%なら入るはずの7,461ポイントが入っていません。

落ちた分の正体は、ガソリンでした

明細を分類しました。

締め日 ガソリン 電気・ガス・水道 医療関連
2026/06/20 137,185円 19,082円 —
2026/07/20 115,385円 12,983円 13,310円
2026/08/20 196,203円 21,773円 25,850円
2026/09/20 133,685円 27,464円 —

会社で車を何台も使っているので、ガソリン代が月13万〜20万円あります。これが全部、200円で1ポイントでした。

公式に、名指しで書いてあります

アメックスの「ポイント加算対象外/還元率の異なるご利用」のページ。200円=1ポイントになるものの一覧の、いちばん下です。

ガソリンスタンド(Marriott Bonvoyカードのみ)
ETC・高速道路(Marriott Bonvoyカードのみ)

「Marriott Bonvoyカードのみ」です。他のアメックスは通常どおりで、このカードだけが落ちます。

8月締めでいえば、ガソリンだけで4,905ポイントが消えています。電気ガス水道で545、動物病院で646。足して6,096ポイント。実際の差7,461のうち、8割はこれで説明がつきます。

電気・ガス・水道も同じです

これは経費をカードに寄せる全手順にも書きましたが、大手電力会社・ガス会社・水道局は、アメックスの公式一覧にずらりと並んでいます。私が払っているものは、電気・ガス・水道すべてその中にありました。全部200円で1ポイントです。

※ アメックスの「ポイント加算対象外/還元率の異なるご利用」のページに、対象となる電力会社・ガス会社・水道局が実名で一覧になっています。ご自分の契約先が入っているか、一度確認してみてください。

ただ、金額で見るとガソリンの方が6倍大きい問題でした。私は光熱費ばかり気にしていて、足元を見ていませんでした。

「事業用決済はポイントゼロ」の話

調べている途中で、もっと怖い改定を見つけました。

2025年10月28日のご利用分から

ヒルトン・オナーズ/ANA/デルタ スカイマイル/Marriott Bonvoy の各アメックス提携カードで、「事業用決済等に関わる加盟店」でのお支払いはポイント加算対象外になりました。減るのではなく、ゼロです。

対象として挙がっているもの:医療機器・医療材料、運送関連費用、オフィス用品、建設資材、広告宣伝費用、歯科材料、食品/酒類卸、自動車パーツ、動物用医薬品、農業用資材・機械、美容室用具等、その他事業用決済等に関わる加盟店。

経費をカードに寄せている人間にとっては、直撃に見えます。

ところが、私の明細では、丸ごとゼロになっている痕跡がはっきり見えませんでした。

8月締めでいうと、ガソリン・公共料金・医療を除いた「その他」が914,141円あります。会計ソフトの弥生に55,440円、車の整備工場に40,920円、Amazonと楽天にもそれなりに払っています。それでも、この部分はほぼ3%を保っています。

理由として思い当たることが、ひとつあります。

たぶんここです

私はAmazonも楽天も、全部「個人アカウント」で買っています。

アメックスの言う「事業用決済」とは、アメックスが事業用として登録した加盟店での決済です。つまりブランド名ではなく、加盟店がどちらで登録されているかで決まります。

Amazonビジネスや楽天ビジネスは、通常のAmazon・楽天市場とは別の加盟店です。法人アカウントで買っていたら、結果は違ったかもしれません。

これは私の推測です。断定はしません。ただ、法人アカウントで買っている方は、一度ご自分の数字で確かめた方がいいと思います。確かめ方は後ろに書きます。

で、いくら損しているのか

まず年間の金額を出します。実測4か月の平均から計算しました。

ガソリン    (137,185 + 115,385 + 196,203 + 133,685) ÷ 4 × 12 = 年 1,747,374円
電気ガス水道 ( 19,082 +  12,983 +  21,773 +  27,464) ÷ 4 × 12 = 年   243,906円

まず「数」で比べます。ここは確定した数字です

マリオットAMEX
(200円=1ポイント)
JALカード
(100円=1マイル)
ガソリン 年1,747,374円 8,736 ポイント 17,473 マイル
電気ガス水道 年243,906円 1,219 ポイント 2,439 マイル
合計 9,955 ポイント 19,912 マイル

レートが200円と100円なので、単純に数が2倍になります。ここには何の前提も入っていません。

円に直すと、前提しだいで差が変わります

ここから先は「1ポイント・1マイルをいくらで使うか」という話なので、人によって答えが変わります。正直に3通り並べます。

1単位あたりの価値をどう置くか マリオットAMEX JALカード 差
どちらも1円で置く 9,955円 19,912円 2倍
マリオット1円/JAL3円 9,955円 59,736円 6倍
マリオット0.5円/JAL3円
(私の実際の使い方)
4,978円 59,736円 12倍
ここは正直に書きます

「12倍」は、私がJALマイルを国際線のビジネスクラスに使っているから成り立つ数字です。 誰にでも当てはまるものではありません。

マリオット1ポイント0.5円というのも、私は低めに置いています。ホテルの無料宿泊にうまく使えば1円以上になります。

JAL1マイル3円は、グアム往復ビジネスクラス(片道23,000マイル)で換算した数字です。国内線の特典や商品交換に使うなら1円前後まで落ちます。

確実に言えるのは「数が2倍」だけです。 そこから先はご自分の使い方で計算してください。

Life Statusポイントは換算が要りません

こちらは前提抜きで比べられます。JALは2,000マイル=5 Life Statusポイントと決まっているからです。

19,912マイル ÷ 2,000 × 5 = 約50 Life Statusポイント

マリオットポイントは、当然ながら0です。

JGCまであと779ポイントのところにいる私にとって、年50は小さくありません。ガソリンを入れているだけで、15年かかるところが少し縮みます。

なお、ENEOSは2024年3月31日のご利用分でJALカード特約店(100円2マイル)を終了しています。いまは100円1マイルです。それでも200円1ポイントの倍です。

だからマリオットアメックスをやめる、という話ではありません

ここははっきり書きます。私はこのカードを解約しません。

言いたいのは「どの支払いをどのカードに載せるか」です。ガソリンをこのカードで払うのが間違いだった、それだけです。

ご自分の数字を確かめる手順

  1. マリオットのマイアカウント →「アクティビティー」を開きます
  2. AMEX JP PREMIUM BASE SPEND(一般カードなら BASE SPEND)の行を、月ごとに書き出します。毎月15日に入っています
  3. アメックスの利用明細から、その前月20日締めの利用合計を出します
  4. 前回分口座振替金額(前月の引き落とし)は必ず除きます。これを入れると数字が壊れます
  5. ポイント ÷ 利用額 を計算します。3%を切っていたら、どこかが減点されています
  6. 明細をガソリン・電気ガス水道・医療・郵便・高速で分類すると、たいてい犯人が出ます

明細を分類すると犯人が出る、と書きました。その分類を機械にやらせた話がカード明細CSVの二重計上を防ぐに書きました。

まとめ

  • マリオットアメックス プレミアムの私の実効還元率は2.36%でした。3%ではありません
  • 4か月で3.16% → 2.79% → 2.59% → 2.36%と落ちています
  • 原因の8割はガソリン。公式に「ガソリンスタンド(Marriott Bonvoyカードのみ)」と名指しで200円1ポイントと書いてあります。ETC・高速道路も同じ
  • 電気ガス水道・医療関連も200円1ポイント。ただし金額ではガソリンが6倍大きい
  • 2025年10月28日から「事業用決済」はポイントゼロ。ただし私の明細では丸ごとゼロの痕跡は見えませんでした(Amazon・楽天を個人アカウントで買っているため、という推測)
  • ガソリンと公共料金をJALカードに移すと、貯まる数がちょうど2倍(9,955ポイント → 19,912マイル)。さらにLife Statusポイントが年約50つきます
  • カードを解約する話ではありません。支払いの置き場所を変える話です

羊社長は、自分の数字を見るまで気づきませんでした。3%だと思い込んでいただけでした。

経費をどのカードに寄せるかの全体像は、経費をカードに寄せる全手順に書いています。銀行振込しかできない支払いをカードに変える方法は請求書カード払いの記事です。

この記事は2026年9月時点の、私自身のカード明細とマリオットボンヴォイのアクティビティー画面に基づくものです。還元率は利用内容によって変わりますし、加盟店の区分はアメックスが決めるもので、外からは分かりません。同じ店でも登録区分が違えば結果は変わります。ご自分の数字でお確かめください。カードの規定は変更されることがあります。最新の条件は必ず公式サイトでご確認ください。

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