羊社長です。帳簿の仕訳を全件数えたら二重計上が出てきた話と、同じことをやろうとしました。結果は違いました。
14台になると、誰も全体を把握していません
会社の車が14台あります。1台ずつ買い足していった結果です。
車には、期限のあるものがいくつもぶら下がっています。
車検の満了日 自賠責保険の満期 任意保険の満期 自動車税の納付 JAFの有効期限
1台ならカレンダーに入れておけば済みます。3台でも、たぶん覚えていられます。14台になると無理です。
そして車検証は、それぞれの車のダッシュボードの中に入っています。「あの車の車検いつだっけ」を調べるには、駐車場まで歩いて、その車を開けることになります。
一覧にして、期限順に並べました
Claude Codeに、社内で使っている業務アプリへ車両の一覧ページを足してもらいました。
元にしたのは、iPadに入っていた手書きの管理表です。そこに入っていた14台ぶんのデータを起こして、期限の近い順に並べました。
すると、「車検切れ」が2台出てきました。
ところが、切れていませんでした
2台とも車検は通っていました。元にした管理表が、2026年2月で更新が止まっていただけです。
表には「2026年3月満了」と書いてありました。実際はその後に車検を受けていて、2028年3月になっていました。
私がやったミスは、はっきりしています。
日付を並べ替えた順序だけを見て、今日と比べていませんでした。
一番上に来た=一番期限が近い、だから危ない。そう読んでしまいました。その日付が、そもそも正しいのかを確かめていません。
社内に「車検が切れています」と報告して、確認したら切れていなかった。一番やってはいけない間違い方です。
一覧は、古くなった瞬間に嘘をつきます
ここで分かったことが、今回いちばん大きい収穫でした。
私はずっと、「一覧は、無いよりあった方がマシ」だと思っていました。違いました。
更新されていない一覧は、無い方がマシです。
一覧が無ければ、人は「調べないと分からない」と思って調べます。一覧があると、調べずに信じます。その一覧が8か月前で止まっていても、見た目では分かりません。
これは紙の管理表でも、エクセルでも、アプリでも同じです。器の問題ではなく、中身が古くなることに気づけるかどうかの問題でした。
だから、嘘をつかない作りにしました
やったのは1つだけです。人が入れた表を「正しいもの」として扱うのをやめました。
人が入れた満了日 ←→ 実物の車検証に書いてある満了日
照合
ずれていたら警告を出す
車検証は撮って保存してあるので、そこに書いてある日付と、表の日付を突き合わせます。合っていなければ「表が古い可能性があります」と出ます。
これで、同じ誤報は二度と出ません。表が古ければ、古いと分かります。
⚠️ やってみて分かったこと
① 最初の入力がいちばん大変です
正直に書きます。14台ぶんの車検証を集めるのが一番面倒でした。駐車場を回って、1台ずつ開けて、撮って、戻す。
ここは自動化できません。手を動かすしかない部分です。これが嫌で、ずっと後回しになっていたのだと思います。
② 元データが古いことを疑ってください
今回の原因は、全部ここでした。手書きの管理表は、更新が止まっていても何も言ってくれません。
これから同じことをやる方は、最初の1回だけでも、実物と突き合わせてください。「表に入っているから正しい」は通りません。
③ 並べ替えただけでは、判断になりません
私の失敗です。並べ替えは「順番」を出すだけで、「危ないかどうか」は出してくれません。
危ないかどうかは、今日の日付と比べて初めて出ます。「残りあと何日」を出すところまでやってください。
これは、車だけの話ではありません
やってみて思ったのは、同じ形のものが社内にいくつもあるということです。
| 共通していること |
|---|
| 期限がある |
| 数が増える |
| 1件ずつ別の場所に保管されている |
| 管理表はあるが、更新が止まっているかもしれない |
この4つが揃っているものは、いつか必ず1件が漏れます。漏れていないのは、たまたまです。
まとめ
- 社用車14台の期限を一覧にして、近い順に並べました
- 🔴 「車検切れ」が2台出ましたが、誤報でした。どちらも車検は通っていました
- 🔴 原因は元にした管理表が8か月前で更新が止まっていたこと。表は「2026年3月満了」、実際は2028年3月でした
- 🔴 私のミスは並べ替えた順序だけを見て、今日と比べていなかったことです
- 🔴 更新されていない一覧は、無い方がマシです。一覧があると、人は調べずに信じます
- 🔴 人が入れた表を正しいものとして扱うのをやめました。実物の車検証と照合して、ずれていたら警告を出します
- ⚠️ 最初の入力(車検証を集める)は手作業です。ここは自動化できません
羊社長が作ったのは、ただの一覧表です。最初に出てきたのは、間違いでした。そのおかげで、間違いに気づける一覧になりました。
この記事は私自身の経験です。車検・保険・自動車税の手続きや期限の扱いは、車両の種類や契約内容によって異なります。実際の管理方法はご自身の責任でご判断ください。



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