羊社長です。今日は、一番よく聞かれることを書きます。
「会社の経費をカードに寄せるとマイルが貯まる」。これは何度も書いてきました。
では、具体的に何をどう払っているのか。 全部出します。
結論:私の支払い一覧
| 何を | どう払うか | どのカード |
|---|---|---|
| 家賃 | 請求書カード払い(INVOY) | JALカード(VISA) |
| 外注費 | 請求書カード払い(INVOY) | JALカード(VISA) |
| 税金 | 直接カード払い | JALカードSuica(JCB) ★AMEXは還元が下がるので使わない |
| 社会保険料 | 直接カード払い | JALカードSuica(JCB) |
| 仕入 | そのままカード決済 | マリオットAMEX |
| 通信費 | そのままカード決済 | マリオットAMEX |
| 光熱費(電気・ガス・水道) | そのままカード決済 | JALカード ★AMEXは還元が半分になります |
| 給与 | カードにできません | — |
これで月に約320万円。内訳と利用枠の話はこちらの記事に書きました。
支払いは3種類に分かれます
やってみて分かったのは、会社の支払いは3つに分類できるということです。ここが整理できると、話が早くなります。
| 種類 | 中身 | 難易度 |
|---|---|---|
| ① そのままカードで払えるもの | 仕入・通信費・光熱費・ネット通販 | 簡単 |
| ② 専用の窓口があるもの | 税金・社会保険料 | ひと手間 |
| ③ 振込しかできないもの | 家賃・外注費 | ここが本丸 |
① そのままカードで払えるもの
いちばん簡単です。カード払いに対応している相手なら、カードで払えばそれで終わりです。
私はここをマリオットAMEXに寄せています。仕入、通信費、ネット通販。
理由は単純で、AMEXは請求書カード払いに使えなかったからです。だったら普通に使える場所で使う。そういう消去法です。
※ ただし光熱費(電気・ガス・水道)はAMEXから外しました。後で書きますが、還元が半分になるためです。
口座振替になっているものを、カード払いに切り替えてください。
通信費・光熱費は、たいてい最初は口座振替で契約しています。カード払いに変更できるものが意外とあります。手続きは各社のマイページから5分です。
② 専用の窓口があるもの ── 税金と社会保険料
税金と社会保険料は、カードで払えます。 知らない方も多いと思います。
私はここをJALカードSuica(JCB)に寄せています。
金額が大きく、毎月・毎期に確実に出ていくものなので、放っておいてもマイルが積み上がるのが良いところです。
税金のカード払いには、納付額に応じた決済手数料がかかります。無料ではありません。
還元率と手数料を比べて、割に合うかどうかを確認してください。私はこちらの記事と同じ考え方で計算しています。
★手数料より、こちらの方が効きます
税金と公共料金は、カードによって還元率が変わります。 ここを知らずに払うと、金額が大きいぶん損も大きくなります。
公式の記載を並べます。
| カード | 税金・公共料金の還元 | 通常の還元 |
|---|---|---|
| マリオットAMEX | 200円=1ポイント | 100円=3ポイント |
| JALカード ショッピングマイル・プレミアム加入 |
100円=1マイル | 100円=1マイル |
JALカードは変わりません。 マリオットAMEXは半分どころか、通常の6分の1になります。
アメックス公式の記載
アメリカン・エキスプレスの「ポイント加算対象外/還元率の異なるご利用」に、こう書かれています。
電力会社、ガス会社、水道局、国税、地方税 …… 200円=1ポイント
対象カードとして「Marriott Bonvoy アメックス提携カード」が明記されています。
対象は税金だけではありません。電気・ガス・水道も入っています。
私も最初は光熱費をAMEXで払っていましたが、これを知ってJALカードに移しました。
JALカード公式の記載
JALカードのよくあるご質問には、こう書かれています。
JALカードで公共料金や電話料金、税金等をお支払いいただいた場合、ショッピングマイルが積算されます。
対象として「電気・ガス、固定電話・携帯電話、自動車税、固定資産税、ふるさと納税」が挙げられており、還元率を下げるという記載はありません。 ショッピングマイル・プレミアム加入なら100円=1マイルのままです。
だから私は、税金・社会保険料・光熱費をJALカードに寄せています。 手数料の話より先に、ここを確認してください。
※ 今後どうなるかは分かりません。 税金・公共料金の還元率を下げるカードは年々増えています。アメックスも2025年に改定しました。私のJALカードも、いつ変わってもおかしくないと思っています。ご自身のカードの規約と、実際に付いたポイントを必ず確認してください。
③ 振込しかできないもの ── ここが本丸です
家賃と外注費。会社の支払いで、金額が一番大きいのはたいていここです。
そして、ここは普通カードで払えません。大家さんも外注先も「カード決済の仕組み」を持っていないからです。
これを変えるのが請求書カード払いサービスです。
自分 → カードで支払う → サービス会社 → 相手に振り込む 相手には「振込」で届く(相手側は何も変わらない) 自分は「カード払い」になる → マイルが貯まる
私はINVOYを使っています。手数料は2.5%です(標準は3.0%、量が増えて下がりました。その話はこちら)。
JALのマイルを本気で貯めたいなら、請求書カード払いはほぼ必須です。
①と②だけでは、金額がまったく足りません。家賃と外注費を通せるかどうかで、貯まる量が桁で変わります。
給与は、カードにできません
ここは正直に書きます。給与だけは、どうやってもカードにできませんでした。
以前はできました。 請求書カード払いのサービスを使えば、給与の振込もカード経由にできた時期があります。
いまはできません。 各サービスが給与を対象外にしました。
給与は会社にとって最大の支出です。ここがカードで払えたら、とんでもない量のマイルが貯まります。
正直、私も「これができたらすごいことになる」と思っていました。
ただ、できなくなるのが自然です。 給与の支払いを立て替える仕組みは、労働法の観点でも資金決済の観点でも、そのままにはしておけません。
なので、給与はあきらめてください。 ここを何とかしようとする方法を探すより、家賃と外注費を確実に通す方が現実的です。
始めるなら、この順番です
- 口座振替になっているものをカード払いに切り替える。 通信費・光熱費から。手続きは5分です
- 仕入をカードに寄せる。 カード払いに対応している取引先を確認してください
- 税金・社会保険料をカード払いに。 手数料と還元率を比べてから
- 請求書カード払いサービスを契約する。 ここから金額が跳ね上がります
- 家賃・外注費を通す。 会社の支払いで一番大きいところ
1〜3は手数料がほぼかからないので、まずここだけでも十分意味があります。 4と5は手数料がかかるので、損得の計算をしてから進めてください。
やる前に確認しておくこと
| 確認すること | なぜ |
|---|---|
| カードの利用枠 | 枠がなければ通せません。ここで詰まります |
| そのカードが請求書カード払いに使えるか | 私のAMEXは使えませんでした |
| 引き落としに耐えられるか | 立て替えるのは自分です |
| 役員借入金の処理 | 積み上がると相続で困ります |
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寄せたあとは、増えた明細を毎月さばくことになります。その手順はひとり社長の経理を月イチで回す手順に書きました。
まとめ
- 会社の支払いは3種類に分かれます。そのまま/専用窓口/振込しかできない
- 家賃・外注費はINVOY(JALカードVISA)。ここが金額の本丸です
- 税金・社会保険料はJALカードSuica。専用の窓口があります(手数料あり)
- ⛔ 税金・公共料金はカードを選んでください。マリオットAMEXは200円=1ポイント(通常は100円=3ポイント)。JALカードは100円=1マイルのままです
- ⛔ アメックスの対象には電気・ガス・水道も入っています。光熱費もJALカードに寄せた方が得です
- 仕入・通信費はマリオットAMEX。普通に使える場所で使う
- 給与はカードにできません。 以前はできましたが、いまは対象外です
- 始めるなら口座振替の切り替えから。手数料がかからないところが先です
羊社長は、払えるものを1つずつカードに移してきました。給与だけは戻ってきませんでしたが、残りは寄せ切りました。
この記事は2026年9月時点の私自身の状況です。各サービスの対応範囲・手数料・使えるカードは変わります。税金のカード納付の可否や手数料は、自治体・税目によって異なります。会計処理については顧問の税理士にご確認ください。



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