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会社の経費をカードに寄せる全手順。何をどのカードで払っているか、全部出します

法人カードと経費

羊社長です。今日は、一番よく聞かれることを書きます。

「会社の経費をカードに寄せるとマイルが貯まる」。これは何度も書いてきました。

では、具体的に何をどう払っているのか。 全部出します。

▶︎ 動画でも話しています:法人カードの選び方。1枚ずつ数えたら

年会費18万8,100円の中身を1枚ずつ出しています。

結論:私の支払い一覧

何を どう払うか どのカード
家賃 請求書カード払い(INVOY) JALカード(VISA)
外注費 請求書カード払い(INVOY) JALカード(VISA)
税金 直接カード払い JALカードSuica(JCB)
★AMEXは還元が下がるので使わない
社会保険料 直接カード払い JALカードSuica(JCB)
仕入 そのままカード決済 マリオットAMEX
通信費 そのままカード決済 マリオットAMEX
光熱費(電気・ガス・水道) そのままカード決済 JALカード
★AMEXは還元が半分になります
給与 カードにできません —

これで月に約320万円。内訳と利用枠の話はこちらの記事に書きました。

支払いは3種類に分かれます

やってみて分かったのは、会社の支払いは3つに分類できるということです。ここが整理できると、話が早くなります。

種類 中身 難易度
① そのままカードで払えるもの 仕入・通信費・光熱費・ネット通販 簡単
② 専用の窓口があるもの 税金・社会保険料 ひと手間
③ 振込しかできないもの 家賃・外注費 ここが本丸

① そのままカードで払えるもの

いちばん簡単です。カード払いに対応している相手なら、カードで払えばそれで終わりです。

私はここをマリオットAMEXに寄せています。仕入、通信費、ネット通販。

理由は単純で、AMEXは請求書カード払いに使えなかったからです。だったら普通に使える場所で使う。そういう消去法です。

※ ただし光熱費(電気・ガス・水道)はAMEXから外しました。後で書きますが、還元が半分になるためです。

やっておくといいこと

口座振替になっているものを、カード払いに切り替えてください。

通信費・光熱費は、たいてい最初は口座振替で契約しています。カード払いに変更できるものが意外とあります。手続きは各社のマイページから5分です。

② 専用の窓口があるもの ── 税金と社会保険料

税金と社会保険料は、カードで払えます。 知らない方も多いと思います。

私はここをJALカードSuica(JCB)に寄せています。

金額が大きく、毎月・毎期に確実に出ていくものなので、放っておいてもマイルが積み上がるのが良いところです。

ただし決済手数料がかかります

税金のカード払いには、納付額に応じた決済手数料がかかります。無料ではありません。

還元率と手数料を比べて、割に合うかどうかを確認してください。私はこちらの記事と同じ考え方で計算しています。

★手数料より、こちらの方が効きます

税金と公共料金は、カードによって還元率が変わります。 ここを知らずに払うと、金額が大きいぶん損も大きくなります。

公式の記載を並べます。

カード 税金・公共料金の還元 通常の還元
マリオットAMEX 200円=1ポイント 100円=3ポイント
JALカード
ショッピングマイル・プレミアム加入
100円=1マイル 100円=1マイル

JALカードは変わりません。 マリオットAMEXは半分どころか、通常の6分の1になります。

アメックス公式の記載

アメリカン・エキスプレスの「ポイント加算対象外/還元率の異なるご利用」に、こう書かれています。

電力会社、ガス会社、水道局、国税、地方税 …… 200円=1ポイント

対象カードとして「Marriott Bonvoy アメックス提携カード」が明記されています。

見落としやすいところ

対象は税金だけではありません。電気・ガス・水道も入っています。

私も最初は光熱費をAMEXで払っていましたが、これを知ってJALカードに移しました。

JALカード公式の記載

JALカードのよくあるご質問には、こう書かれています。

JALカードで公共料金や電話料金、税金等をお支払いいただいた場合、ショッピングマイルが積算されます。

対象として「電気・ガス、固定電話・携帯電話、自動車税、固定資産税、ふるさと納税」が挙げられており、還元率を下げるという記載はありません。 ショッピングマイル・プレミアム加入なら100円=1マイルのままです。

だから私は、税金・社会保険料・光熱費をJALカードに寄せています。 手数料の話より先に、ここを確認してください。

※ 今後どうなるかは分かりません。 税金・公共料金の還元率を下げるカードは年々増えています。アメックスも2025年に改定しました。私のJALカードも、いつ変わってもおかしくないと思っています。ご自身のカードの規約と、実際に付いたポイントを必ず確認してください。

③ 振込しかできないもの ── ここが本丸です

家賃と外注費。会社の支払いで、金額が一番大きいのはたいていここです。

そして、ここは普通カードで払えません。大家さんも外注先も「カード決済の仕組み」を持っていないからです。

これを変えるのが請求書カード払いサービスです。

自分  →  カードで支払う  →  サービス会社  →  相手に振り込む

  相手には「振込」で届く(相手側は何も変わらない)
  自分は「カード払い」になる → マイルが貯まる

私はINVOYを使っています。手数料は2.5%です(標準は3.0%、量が増えて下がりました。その話はこちら)。

ここが分かれ目です

JALのマイルを本気で貯めたいなら、請求書カード払いはほぼ必須です。

①と②だけでは、金額がまったく足りません。家賃と外注費を通せるかどうかで、貯まる量が桁で変わります。

給与は、カードにできません

ここは正直に書きます。給与だけは、どうやってもカードにできませんでした。

以前はできました。 請求書カード払いのサービスを使えば、給与の振込もカード経由にできた時期があります。

いまはできません。 各サービスが給与を対象外にしました。

できなくなったのは当然だと思います

給与は会社にとって最大の支出です。ここがカードで払えたら、とんでもない量のマイルが貯まります。

正直、私も「これができたらすごいことになる」と思っていました。

ただ、できなくなるのが自然です。 給与の支払いを立て替える仕組みは、労働法の観点でも資金決済の観点でも、そのままにはしておけません。

なので、給与はあきらめてください。 ここを何とかしようとする方法を探すより、家賃と外注費を確実に通す方が現実的です。

始めるなら、この順番です

  1. 口座振替になっているものをカード払いに切り替える。 通信費・光熱費から。手続きは5分です
  2. 仕入をカードに寄せる。 カード払いに対応している取引先を確認してください
  3. 税金・社会保険料をカード払いに。 手数料と還元率を比べてから
  4. 請求書カード払いサービスを契約する。 ここから金額が跳ね上がります
  5. 家賃・外注費を通す。 会社の支払いで一番大きいところ

1〜3は手数料がほぼかからないので、まずここだけでも十分意味があります。 4と5は手数料がかかるので、損得の計算をしてから進めてください。

やる前に確認しておくこと

確認すること なぜ
カードの利用枠 枠がなければ通せません。ここで詰まります
そのカードが請求書カード払いに使えるか 私のAMEXは使えませんでした
引き落としに耐えられるか 立て替えるのは自分です
役員借入金の処理 積み上がると相続で困ります

※【広告】ここまで寄せると、明細がそのまま帳簿になります。自動取込のあるクラウド会計(クラウド型会計ソフト マネーフォワード クラウド会計/まずは無料でお試し【freee会計】)が前提です。

寄せたあとは、増えた明細を毎月さばくことになります。その手順はひとり社長の経理を月イチで回す手順に書きました。

まとめ

  • 会社の支払いは3種類に分かれます。そのまま/専用窓口/振込しかできない
  • 家賃・外注費はINVOY(JALカードVISA)。ここが金額の本丸です
  • 税金・社会保険料はJALカードSuica。専用の窓口があります(手数料あり)
  • ⛔ 税金・公共料金はカードを選んでください。マリオットAMEXは200円=1ポイント(通常は100円=3ポイント)。JALカードは100円=1マイルのままです
  • ⛔ アメックスの対象には電気・ガス・水道も入っています。光熱費もJALカードに寄せた方が得です
  • 仕入・通信費はマリオットAMEX。普通に使える場所で使う
  • 給与はカードにできません。 以前はできましたが、いまは対象外です
  • 始めるなら口座振替の切り替えから。手数料がかからないところが先です

羊社長は、払えるものを1つずつカードに移してきました。給与だけは戻ってきませんでしたが、残りは寄せ切りました。

この記事は2026年9月時点の私自身の状況です。各サービスの対応範囲・手数料・使えるカードは変わります。税金のカード納付の可否や手数料は、自治体・税目によって異なります。会計処理については顧問の税理士にご確認ください。

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