羊社長です。毎年のあれを、紙で集めるのをやめました。
紙だった頃に何が大変だったか
① 用紙を人数ぶん用意する ② 配る ③ 集まらない ④ 集まっても書き間違いがある ⑤ 書き直してもらう ⑥ 保管する
一番きついのは③です。出さない人は、何度言っても出しません。悪気があるわけではなく、鞄の中で忘れられています。
④も効きます。手書きなので、生年月日の年が違う、はんこが無い、丸が付いていない——そのたびに探して、渡して、また待ちます。
電子で受け取れます。税務署の承認は要りません
ここが一番知られていないところだと思います。
令和3年4月1日から、税務署長の承認なしで電子で受け取れます。以前は申請が必要でしたが、いまは要りません。
満たすことは3つだけです。
| 要件 | どう満たすか |
|---|---|
| 本人が出したと分かる | ログインした本人の情報しか使わない |
| あとから書き換えられない | 出した時点の内容を固めて保存する |
| 紙に出して保存できる | PDFで出せるようにする |
この3つを満たしていれば、紙のやりとりは一切要りません。
⚠️ そもそも、どこにも提出しません
意外と知られていないので書いておきます。
❌ 税務署に送る ❌ 市区町村に送る ✅ 会社で保管する。求められたときだけ出す
保管期間は7年です。提出期限の属する年の翌年1月10日の翌日から数えます。
つまり「集めて、しまっておく」だけの書類です。それなのに紙でやると、上に書いた6工程が毎年発生します。
作ったもの
自分たちで使っているアプリに、こういう形で足しました。
本人 → ログインして、画面で入力して出す
出したあとは本人は書き換えられない
控えのPDFと、過去の年のぶんも見られる
会社側 → 出した人・出していない人が一覧で分かる
受理する/差し戻す(理由を書く)
出していない人には、アプリから通知を送れます。ここが紙との一番の違いです。
紙だと「誰に渡したか」を思い出すところから始まります。通知なら、出していない人にだけ、何度でも送れます。
様式は、自分で描き起こしました
国税庁が配っているPDFを使わずに、同じ見た目の様式を一から作りました。
理由は、人のファイルを自分のアプリに取り込まずに済ませたかったからです。自分で描いていれば、何も借りていません。
令和9年分は、文字の位置まで本物と一致しました。令和8年分は、元のPDFの作りが違うので同じやり方ができず、そこは諦めています。
正直、Claude Codeがなければやろうとも思いませんでした。罫線の位置を1本ずつ測って描き直す作業なので、人がやると何日もかかります。
様式は毎年9月下旬に新しい年のぶんが公開されます。年が明けてから差し替わることもあるので、両方の時期に見に行くようにしています。
⚠️ つまずいたところ
紙で受け取ってしまった人の扱いです。
電子にする前に紙で出してもらっていた人がいます。その人たちをそのままにすると、「まだ出していない人」として警告が出続けました。
出しているのに出していないことになるので、嘘の警告が鳴ります。「紙で受け取った」という記録を残せるようにして解決しました。
⚠️ もう2つ、気をつけること
甲欄か乙欄かは、本人に選ばせません。
この申告書は1か所にしか出せません。掛け持ちしていて他社に出している人は、こちらには出せません。
本人に「甲ですか乙ですか」と聞いても分かりません。聞くのは「他に勤めているか」「そちらに出しているか」の2つだけにして、区分はこちらで決めています。
そして、マイナンバーはPDFに載せていません。別の帳簿で管理していれば省略できるので、書類に残さないようにしています。
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まとめ
- 🔴 扶養控除等申告書は、税務署の承認なしで電子で受け取れます。令和3年4月1日からです
- 満たすのは3つ。本人が出したと分かる/書き換えられない/PDFで出せる
- 🔴 この書類はどこにも提出しません。会社で7年保管するだけです。それなのに紙だと毎年6工程かかります
- 🔴 出していない人にだけ通知を送れるのが、紙との一番の違いです
- 様式は国税庁のPDFを使わず自分で描き起こしました。Claude Codeがなければやろうとも思いませんでした
- ⚠️ 紙で受け取り済みの人を記録しておかないと、嘘の警告が鳴り続けます。そこは直しました
- ⚠️ 甲欄・乙欄は本人に選ばせません。聞くのは「他社勤務」と「そちらに出しているか」だけです



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