羊社長です。チャットのAIとの違いで一行だけ触れた話を、きちんと書きます。ここが一番驚かれるところだと思うからです。
チャットのAIには、ログインした先が見えません
チャットのAIに「カードの明細を取ってきて」と頼んでも、できません。ログインが必要なページの中には入れないからです。
向こうのサーバーの中で動いているので、こちらのパソコンのブラウザとは関係がありません。こちらが見ている画面を、向こうは見ていません。
Claude Codeは、自分のパソコンのChromeを使います
すでにログインしている画面を、こちらが見ているのと同じように扱えます。
ここが決定的に違います。自分でログインしてあるChromeを、そのまま操作させます。
自分が普段使っているChrome
↓ (もうログインしてある)
カード会社・マイレージ・各種の管理画面
↓
Claude Codeが、その画面を読む・押す・ダウンロードする
つまり、人がやっていることを、そのまま代わりにやらせているだけです。特別なことは何もしていません。
いちばん大事なこと:IDとパスワードを渡していません
よく誤解されるので、はっきり書きます。
| よくある想像 | 実際 | |
|---|---|---|
| ログイン | AIにIDとパスワードを教える | 自分がログイン済みのChromeを使わせる |
| パスワード | AIが知っている | 渡していない |
| 履歴 | やりとりに残る | 残らない |
チャット欄にパスワードを打つと、そのやりとりに残ります。私はそれが嫌なので、打たないことにしています。この話は長くなるので別の記事に書きました。
実際に何をやらせているか
・カード5枚の明細を毎月取ってくる ・マイレージのマイページから、獲得・使用の履歴を出す ・各種の管理画面から、必要な書類を落とす
このブログに出しているマイルの数字も、記憶で書いたものではありません。マイページから実際に取ってきた数字です。
⚠️ 決めているルール
① 規約を先に読む
一番大事なところです。自動でのログインやデータ取得を、利用規約で禁止しているサービスがあります。
便利だからといって、どこでもやっていいわけではありません。やる前に、そのサービスの規約を自分で読んでください。
② 「見るだけ」と決める
航空会社のマイページでは、「絶対にキャンセルのボタンは押さない。見るだけ」と決めています。
特典航空券の予約画面には、取り消しのボタンが並んでいます。間違って押したら、7人ぶんの予約が消えます。戻せません。
読むのと、押すのは、分けてください。読むだけなら、間違えても何も起きません。
③ 業務用とは別のChromeを立てる
これは実際に困って、途中から変えました。
ひとつのChromeで全部やっていると、自動操作が走っているあいだ、自分が別の作業で使えません。タブが勝手に増えたり、画面が切り替わったりします。
いまは用途ごとにChromeを分けています。会社の経理用、このブログ用、といった具合です。見た目は同じChromeですが、中身(ログイン状態)が別々になります。
④ 画面が変われば、壊れます
相手のサイトの作りが変わると、動かなくなります。これは避けられません。
だから、止まったら困るものには使っていません。止まっても、自分で手でやれば済むものだけにしています。
向いている作業、向いていない作業
| 向いている | 向いていない |
|---|---|
| 毎月、同じ画面から同じものを取る | 一回きりの作業 |
| 枚数・件数が多い | 1件だけ |
| 読むだけで済む | お金が動く・取り消せない操作 |
| 間違えても自分で気づける | 間違いに気づけない |
まとめ
- チャットのAIは、ログインした先が見えません。Claude Codeは自分のChromeをそのまま使えます
- 🔴 IDとパスワードは渡していません。自分がログイン済みのブラウザを使わせているだけです
- 毎月のカード明細、マイレージの履歴、各種の書類。人がやっていたことを、そのまま代わりにやらせています
- ⚠️ 自動操作を禁止しているサービスがあります。規約を自分で読んでください
- ⚠️ 🔴 「見るだけ。押さない」と決めています。取り消せない操作には使いません
- ⚠️ 用途ごとにChromeを分けてください。1つでやると、自分の作業と競合します
- ⚠️ 相手の画面が変われば壊れます。止まったら困るものには使わないことです
羊社長がやらせているのは、結局「人がやっていたこと」だけです。できないことは、人がやっても面倒なことでした。
この記事は2026年10月時点の、私自身の使い方です。外部サービスの自動的なログイン・データ取得については、各サービスの利用規約で禁止されている場合がありますので、必ずご自身でご確認のうえ、ご自身の責任でご判断ください。また、扱う情報の種類によっては外部に渡してはいけないものがあります(お客様や従業員の個人情報など)。



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