羊社長です。給与ソフトを、デスクトップのものからクラウドのものに入れ替えました。
そのあと最初の給与計算で、20万円以上ずれていました。
何が起きたか
勤怠のデータを取り込んで、明細が出てきます。その金額を見たとき、違和感がありました。
| 項目 | 入っているべき額 | 実際に入った額 |
|---|---|---|
| 通勤費 | 日額 × 出勤日数 | 日額 × 1日 |
| 欠勤控除 | 日額 × 欠勤日数 | 日額 × 1日 |
どちらも「1日分」しか入っていませんでした。
⚠️ やっかいなのは、両方向にずれることです
通勤費が1日分 → 本来より少ない → 少なく払ってしまう 欠勤控除が1日分 → 本来より少ない → 多く払ってしまう
同じ原因なのに、人によって多すぎたり少なすぎたりします。だから「全員が同じだけずれている」という分かりやすい形になりません。
合計を見ても、打ち消し合って、それらしい金額に見えてしまいます。
前のソフトでは起きていませんでした
ここが一番伝えたいところです。
同じやり方をしていたのに、ソフトを替えたら通らなくなりました。取り込みの動き方が変わっていたのです。
こちらは何も変えていません。固定の単価も、勤怠データの出し方も、前と同じです。変わったのはソフトだけです。
だから「前はできていたから大丈夫」が、一番危ない考え方でした。
🔴 給与は、払ったあとが一番つらい
間違いに気づいたとき、どの段階かで重さがまったく違います。
計算の途中で気づく → 直すだけ 明細を出す前に気づく → 直すだけ 振り込んだあとに気づく → 本人に説明して、返してもらうか、足して払う
振り込んだあとは、お金の話ではなく信頼の話になります。多く払った人に「返してください」と言うのは、ものすごく気が重いです。
どう見つけたか
目で見て見つけたのではありません。全項目を、先月と突き合わせました。
今月の明細 と 先月の明細 を、項目ごとに並べる 変わっているところを、全部出す 変わっていい理由があるか、1件ずつ確かめる
人数ぶん × 項目数ぶんなので、手でやると何時間もかかります。これをClaude Codeにやらせています。
1件でも説明がつかないものがあれば、明細を出しません。「たぶん大丈夫」で出さない、と決めています。
いま毎月やっていること
この一件から、毎月こうしています。
① 取り込んだあと、通勤費と欠勤控除を手で検算する 日額 × 日数 が合っているか ② 全項目を先月と突き合わせる ③ 合わないものが1件でもあれば、原因が分かるまで出さない
①を入れたのは、ソフトが「毎月」同じようにずらしてくるからです。一度直せば終わり、ではありませんでした。
ソフトを入れ替える人へ
移行そのものより、移行したあとの最初の1〜2か月が危ないです。
❌ 移行が終わった → これで同じように使える ✅ 移行が終わった → ここから、出てきた数字を全部疑う
画面は同じように見えます。エラーも出ません。だから気づけません。
前のソフトで出していた明細が手元にあるなら、同じ月を両方で計算して突き合わせるのが一番確実です。
まとめ
- 🔴 給与ソフトを入れ替えたら、取り込んだ数字が20万円以上ずれていました。通勤費も欠勤控除も1日分しか入っていませんでした
- ⚠️ 両方向にずれます。多すぎる人と少なすぎる人が同時に出るので、合計を見ても気づけません
- 🔴 前のソフトでは起きていませんでした。こちらは何も変えていません。「前はできていたから大丈夫」が一番危ないです
- 🔴 給与は振り込んだあとが一番つらいです。お金の話ではなく信頼の話になります
- 見つけ方は「全項目を先月と突き合わせる」。目では見つかりません
- ⚠️ 一度直せば終わり、ではありません。毎月同じようにずれるので、毎月検算しています
- 🔴 移行したあとの最初の1〜2か月は、出てきた数字を全部疑ってください



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