羊社長です。会社の経費はほとんどカードに寄せていて、明細はCSVで落として集計しています。
そのやり方で、同じ支払いを2回も3回も数えていました。
何が起きたか
| やり方 | 件数 | 金額 |
|---|---|---|
| フォルダのCSVを全部足す | 206件 | 16,478,997円 |
| 正しく数えたとき | 143件 | 11,027,578円 |
差は545万円です。1枚のカードで、これだけ水増しされていました。
原因は「同じ請求月のCSVが何本もある」こと
カード会社のサイトから明細を落とすと、こうなります。
9月20日に落とした10月請求分 9月25日に落とした10月請求分 ← 件数が増えている 10月2日に落とした10月請求分 ← さらに増えている
カード会社は「未確定」の状態でも明細を出します。だから落とす日が違うと、中身が違います。確定に近づくほど件数が増えます。
このファイルがフォルダに溜まっていきます。名前はこうなっていました。
dc_5393_202610.csv dc_5393_202610_20260920-1637.csv
同じ請求月なのに、ファイル名が2通りあります。片方には落とした日時が入っていて、もう片方には入っていません。
ここで素朴に「フォルダの中のCSVを全部読む」と書くと、同じ請求を2回3回数えます。
⚠️ 逆向きの失敗もしました
「じゃあ日時なしのファイルだけ読めばいい」と考えて、こう書きました。
dc_5393_2026[01][0-9].csv だけ読む
これで件数は正しくなります。ただし、落とし直したぶんを無視します。
実際に、あとから確定した2,750円の1件を落としました。金額が合わなくなって初めて気づきます。
多く数えるのも、少なく数えるのも、原因は同じでした。「ファイル名の形」で判断していたことです。
正しいやり方
やることは2つだけです。
① 請求月でまとめる ② その中で、一番あとに落としたものだけを使う
ファイル名ではなく、ファイルの更新時刻で選びます。名前の形が何通りあっても関係なくなります。
Claude Codeにやらせているのは、この2つだけです。
・古い取得分は別のフォルダへ移す(間違って読まないように)
・集計表に「どの請求月のものか」の列を持たせる(あとから追えるように)
・同じ内容が残っていないか、利用日・店名・金額の組み合わせで最後にもう一度確認する
⚠️ これは一度やれば終わり、ではありません
カード会社の明細は、あとから件数が増えます。一度集計した月でも、落とし直すと数字が変わることがあります。
なので、落とし直したら必ず取り直して、前回との差を見ます。「前にやったから大丈夫」が一番危ないところです。
気づいたきっかけ
数字が跳ねたからです。いつもの月と比べて明らかに多かったので、おかしいと思いました。
逆に言うと、跳ねなければ気づけませんでした。1件2件の重複なら、見た目では分かりません。
だから、いまは毎回こうしています。
集計したら、前の月と並べて見る 件数も金額も、両方を見る
金額だけ見ていると、件数が増えて単価が下がったときに気づけません。
※【広告】明細の自動取込そのものは、クラウド型会計ソフト マネーフォワード クラウド会計 のようなソフトの標準機能です。重複を数えるのは、そのあとの話になります。
まとめ
- 🔴 カード明細のCSVは、フォルダにあるぶんを全部足してはいけません。同じ請求を2回3回数えます
- 実際に206件16,478,997円が、正しくは143件11,027,578円でした。差は545万円です
- 原因は、カード会社が未確定の状態でも明細を出すこと。落とす日が違うと中身が違います
- ⚠️ ファイル名で絞るのも失敗します。あとから確定した2,750円を落としました
- 🔴 正しくは「請求月でまとめて、一番あとに落としたものだけ使う」。ファイル名ではなく更新時刻で選びます
- 🔴 数字が跳ねたら、まずこれを疑ってください。件数と金額を、必ず両方並べて見ます



コメント